プラチナには種類がある!刻印での判別方法など徹底解説

2021年11月15日

プラチナには種類がある

質乃蔵(しちのくら)の児玉です。

プラチナの魅力は、ゴージャスなイメージの強いゴールドとは一味違った上品な輝きでしょう。そのため結婚指輪などの特別なアクセサリーに多く選ばれています。

しかしプラチナは純度によって種類が異なります。今回はプラチナの種類と判別方法についてご紹介します。

 

プラチナの種類は多い

プラチナの元素記号は「Pt」で、指輪などをよく見ると「Pt900」などといった刻印が押されています。

この数字はプラチナの純度を意味しており、純度によってPt1000やPt900などに分類されます。なお古いアクセサリーの場合は、「Pm(Platinum Metal)」のように数字が刻印されていないこともあります。

それでは、プラチナの種類について見ていきます。

 

Pt1000(Pt999)

最も純度が高いのが「Pt1000(Pt999)」です。純プラチナとも呼ばれ、その純度は99.9%。軟らかく伸びやすい性質を持つため、純プラチナのアクセサリーは傷つきやすいのが難点です。

なお投資の対象となるプラチナのインゴット(プラチナバー)はこのPt1000(Pt999)です。

 

Pt950

純度が95%のプラチナです。プラチナの国際的広報機関「プラチナ・ギルド・インターナショナル(PGI)」では、純度Pt950以上のプラチナアクセサリーを「プラチナジュエリー」と定義しています。

そのためティファニーやカルティエなどの海外ブランドでも「プラチナジュエリー」と称されているものはPt950のプラチナが使われています。

なお残りの5%に含まれるのはパラジウムやイリジウム、テニウムなどの金属(割り金)です。

 

Pt900

日本のプラチナジュエリーで最も多く使用されているのが、純度90%のPt900です。Pt950よりも硬度があるためキズがつきにくく、細かい細工を施しやすいというメリットがあります。

残りの10%にはPt950と同様の割り金が使われます。

 

Pt850

純度85%のPt850は、強度に優れているので凝ったデザインのアクセサリーが多い点と、値段がPt900より安価な点が魅力でしょう。

国際貴金属宝飾品連盟(CIBJO)や社団法人 日本ジュエリー協会(JJA)では、Pt850以上のアクセサリーを「プラチナジュエリー」と認めています。

 

Pt750

プラチナは本来、やや黒みがかった色をしているのですが、純度75%のPt750は割り金が多くなるため白みの強い輝きが出るのが特徴です。

ただし標準品位を下回るため、「プラチナジュエリー」と表現できなくなります。

 

Pt650

純度65%のPt650をメインにしたアクセサリーはあまり多くありません。ネックレストップや指輪の立爪、カフスボタンなどに使われることがある程度です。

お値段はPt900と比較するとかなりリーズナブルなので、ゴールドよりもプラチナの白い輝きのほうが好きな人にはおすすめです。

 

Pt585

純度58.5%のPt585は、手軽に身につけられるプラチナとして、最近注目を浴びています。

割り金で硬度が高められているため傷がつきにくく、価格もリーズナブルであることから、毎日付け続ける結婚指輪にPt585を使うこともあります。また加工がしやすいためデザイン性が高いのも特徴です。

 

Pt505

純度50.5%のPt505は、京セラ株式会社が開発したもので、「ファーストプラチナ」とも呼ばれます。

割り金が多いためリーズナブルな価格になり、Pt505のペアリングを10万円台で購入することも可能です。金属アレルギーの心配がない人におすすめです。

 

Pt100というのも存在する

プラチナの中にはPt100という種類も存在します。Pt100はプラチナの純度が10%、残りの90%はシルバーです。

そのためPt100のリングは、実質的にはシルバーリングに近いと言えるでしょう。変色しやすいシルバーにプラチナを10%加えてあるので、美しい輝きが長持ちします。

 

プラチナの種類が多い理由とは?

プラチナの種類が非常に多い理由は、その用途の幅広さにあります。

王水以外に溶解せず、融点が高いプラチナは、ジュエリーとして使用されるだけでなく自動車触媒や電気・医療などの部品、国際キログラム原器などにも使われています。

用途に適したさまざまな純度が必要で、プラチナの種類が増えたと考えられます。

 

プラチナ(指輪・ネックレスなど)の種類は刻印で判別できる

プラチナの種類は、刻印で確認することができます。指輪は内側に、ネックレスなら留め具の辺りをよく見ると、「PT900」などの種類が刻印されているでしょう。稀に「PTF(Platinum Filled)」という刻印が入っていることがありますが、これは「プラチナメッキ」であることを意味します。

 

まとめ

プラチナジュエリーの純度はさまざまなので、普段使いならPt850、パーティーなど特別な機会に身につけるならPt950など、使うシーンに応じて選ぶのもおすすめです。お手持ちのプラチナジュエリーの刻印を調べてみてはいかがでしょうか。

 

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