プラチナには種類がある!刻印での判別方法など徹底解説

投稿日:2021年11月15日 更新日:2026年06月04日

プラチナには種類がある

 

熊本市東区の質屋 質乃蔵(しちのくら)の児玉です。

プラチナの指輪やネックレスを見ていると、「Pt900」「Pt850」「Pt950」などの刻印を見かけることがあります。

ただ、数字だけ見ても「これって何の意味?」「Pt900とPt850はどっちが高いの?」と気になってしまう人も多いでしょう。

プラチナは、見た目が同じように見えても、純度によって種類が分かれます。買取査定でも、刻印や純度は確認するポイントのひとつです。

そこで今回は、プラチナの種類と刻印での見分け方について解説します。指輪やネックレスの査定で見られるポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

プラチナの種類は「刻印」と「純度」で分けられる

プラチナの刻印

プラチナの種類は、主に「純度」で分けられます。

指輪やネックレスなどのジュエリーには、「Pt900」「Pt850」のような刻印が入っています。この数字は、プラチナの含有率です。

たとえば、Pt900は全体の90%がプラチナ、Pt850は全体の85%がプラチナという意味になります。

まずは、プラチナの刻印にある数字が何を表しているのか確認しておきましょう。

 

プラチナの刻印にある数字は純度を表している

金の場合はK18やK24のように表記されますが、プラチナは1000分率で表されることが多いです。

そのため、刻印の数字を見れば、おおよそのプラチナの種類が分かります。

 

刻印 プラチナの純度 よく使われるもの
Pt999(旧表記でPt1000を見かける場合あり) 約99.9% インゴット、一部ジュエリー
Pt950 95% 結婚指輪、婚約指輪、海外ブランド品
Pt900 90% 指輪、ペンダントトップ、国内ジュエリー
Pt850 85% ネックレス、チェーン、ブレスレット
Pt750 75% 一部アクセサリー
Pt650 65% 一部アクセサリー、パーツなど
Pt585 58.5% 低価格帯のアクセサリーなど
Pt505 50.5% 一部メーカー品など
Pt100 10% シルバーに近い扱いの商品もある

 

買取査定の現場でよく見るのは、Pt999、Pt950、Pt900、Pt850あたりです。

とくに指輪ではPt900、ネックレスやチェーンではPt850を目にする機会が多いでしょう。

 

プラチナの主な種類と特徴

ここでは、プラチナの種類ごとに特徴を紹介します。

同じプラチナでも、純度によって使われる商品や強度、価格の考え方が変わります。

まずは、純度が高いものから順番に見ていきましょう。

 

Pt999・Pt1000

Pt999は、純度が非常に高いプラチナです。以前はPt1000と表記されることもありました。

Pt1000とPt999は、刻印された時期や表記ルールの違いとして扱われることがあります。査定時には、刻印だけでなく品物の状態も合わせて確認します。

純プラチナとも呼ばれ、インゴットや一部のジュエリーに使われます。

ただし、純度が高いほど柔らかくなりやすいため、日常使いの指輪やネックレスでは傷がつきやすい面もあります。普段使いする場合は、扱いに注意しましょう。

 

Pt950

Pt950は、プラチナを95%含む種類です。

結婚指輪や婚約指輪で使われることが多く、海外ブランド(ティファニーなど)のジュエリーでも見かけます。純度が高く、プラチナらしい白い輝きを楽しめる点が魅力でしょう。

一方で、Pt900よりも純度が高いため、製品によっては柔らかさを感じることもあります。

最近では、強度を高めたPt950のリングもあります。購入するときは、純度だけでなくブランドや製品ごとの特徴も確認しておきましょう。

 

Pt900

Pt900は、プラチナを90%含む種類です。

日本のプラチナジュエリーではよく使われており、指輪やペンダントトップで見かけることが多いでしょう。

Pt950よりも割り金が多く含まれるため、強度とのバランスが取りやすい点が特徴です。細かいデザインの指輪や、宝石を留めるジュエリーにも使いやすい素材といえます。

査定でもよく扱う種類なので、刻印にPt900とあれば、プラチナの純度が90%あると判断できます。

 

Pt850

Pt850は、プラチナを85%含む種類です。

ネックレスやブレスレット、チェーンなどに使われることが多いです。

チェーンは日常的に動きがあり、引っ張られることもあります。そのため、ある程度の強度が必要になります。

指輪はPt900、ネックレスはPt850という組み合わせを見かけることもあります。

Pt850はPt900より純度は低くなりますが、プラチナとして価値があります。ネックレスの留め具やプレート部分に刻印が入っていることが多いので、確認してみましょう。

 

Pt750

プラチナは本来、やや黒みがかった色をしているのですが、純度75%のPt750は割り金が多くなるため白みの強い輝きが出るのが特徴です。

ただし標準品位を下回るため、「プラチナジュエリー」と表現できなくなります。

 

Pt650

純度65%のPt650をメインにしたアクセサリーはあまり多くありません。ネックレストップや指輪の立爪、カフスボタンなどに使われることがある程度です。

お値段はPt900と比較するとかなりリーズナブルなので、ゴールドよりもプラチナの白い輝きのほうが好きな人にはおすすめです。

 

Pt585

純度58.5%のPt585は、手軽に身につけられるプラチナとして、最近注目を浴びています。

割り金で硬度が高められているため傷がつきにくく、価格もリーズナブルであることから、毎日付け続ける結婚指輪にPt585を使うこともあります。また加工がしやすいためデザイン性が高いのも特徴です。

 

Pt505

純度50.5%のPt505は、京セラ株式会社が開発したもので、「ファーストプラチナ」とも呼ばれます。

割り金が多いためリーズナブルな価格になり、Pt505のペアリングを10万円台で購入することも可能です。金属アレルギーの心配がない人におすすめです。

 

Pt100というのも存在する

プラチナの中にはPt100という種類も存在します。Pt100はプラチナの純度が10%、残りの90%はシルバーです。

そのためPt100のリングは、実質的にはシルバーリングに近いと言えるでしょう。変色しやすいシルバーにプラチナを10%加えてあるので、美しい輝きが長持ちします。

 

 

プラチナの種類が多い理由とは?

疑問

プラチナの種類が多いのは、使う目的によって必要な性質が違うためです。

プラチナは希少性が高く、上品な白い輝きが魅力の金属です。ただし、純度が高ければ高いほど、すべてのジュエリーに向いているとは限りません。

では、なぜ純度だけで選べないのか、理由を見ていきましょう

 

純度が高いほど柔らかくなりやすい

プラチナは、純度が高くなるほど柔らかく伸びやすい性質があります。インゴットのように保管する目的なら、高純度でも問題ありません。

しかし、指輪やネックレスのように毎日使うものは、傷や変形のリスクも考える必要があります。

そのため、ジュエリーではプラチナにパラジウムやイリジウムなどの割り金を混ぜ、強度を調整することがあります。

 

指輪・ネックレス・インゴットで適した純度が違う

指輪は手に着けるものなので、ぶつけたり擦れたりしやすいアクセサリーです。デザインによっては、宝石をしっかり留める強度も必要になります。

そのため、日本ではPt900の指輪をよく見かけます。

一方、ネックレスやチェーンは細いパーツが連続しているため、切れにくさや扱いやすさも大切です。Pt850が使われることが多いのは、こうした強度面も関係しているでしょう。

インゴットの場合は、ジュエリーのような耐久性よりも資産性が重視されます。そのため、Pt999のような高純度のプラチナが使われます。

 

プラチナの種類は刻印で判別できる

疑問の答え

プラチナの種類を確認したいときは、まず刻印を見てみましょう。

刻印は、指輪やネックレスの目立たない場所に入っていることが多いです。

まずは、指輪の刻印がどこにあるのか確認しておきましょう。

 

指輪の刻印を見る場所

指輪の場合、内側に刻印が入っていることが多いです。

「Pt900」「Pt950」などの刻印があれば、プラチナの種類を確認できます。ブランド名やダイヤモンドのカラット数が一緒に刻まれていることもあります。

ただし、長年使用している指輪は、刻印が薄くなっている場合もあります。無理に削ったり磨いたりせず、見えにくい場合は査定時に確認してもらいましょう。

 

ネックレスの刻印を見る場所

ネックレスの場合、留め具やプレート部分に刻印が入っていることが多いです。

小さく刻まれているため、肉眼では見えにくいこともあります。スマートフォンの拡大機能やルーペを使うと確認しやすいでしょう。

ネックレスでは、Pt850の刻印をよく見かけます。チェーン部分とトップ部分で素材が違うこともあるので、複数の場所を確認しておくと安心です。

 

Pm刻印とは?

古いプラチナ製品には、「Pt」ではなく「Pm」と刻印されていることがあります。

Pmは、昔のプラチナ製品に見られる刻印です。Pm900のように数字が入っているものもあれば、Pmだけの刻印もあります。

ただし、Pmだけでは正確な純度が分からない場合があります。古いジュエリーだから偽物というわけではありませんが、買取や査定では確認が必要です。

 

PtF刻印とは?

稀に、PtFやPTFといった刻印を見ることがあります。

これはプラチナそのものというより、プラチナを表面に張ったりコーティングしたりした製品を示す場合があります。

ほかにも、PTPやPPといったプラチナメッキ系の表記を見かけることがあります。

見た目はプラチナに似ていても、地金としての価値は通常のPt900やPt850とは異なります。PtFの刻印がある場合は、自己判断せず査定店で確認しましょう。

 

刻印なしの場合はどうする?

プラチナに見えるのに、刻印が見つからないこともあります。

刻印がないからといって、必ず偽物とは限りません。古い製品、海外製品、刻印が薄くなった製品などでは、刻印が確認しにくい場合があります。

ただし、刻印がない場合は見た目だけで判断するのは難しいです。比重、磁石反応、専用機器などで確認する必要があります。

ご自宅で判断しきれない場合は、無理に判断せず査定に出してみましょう。

 

造幣局ホールマークがある場合

プラチナ製品の中には、造幣局の品位証明を示すホールマークが入っているものもあります。

日の丸のようなマークや、ひし形の中に数字が入った刻印が確認できる場合があります。これは品位証明の目安になります。

ただし、非常に小さな刻印なので、一般の方が見分けるのは難しい場合もあります。ホールマークらしき刻印がある場合も、査定時に確認してもらうとよいでしょう。

 

買取査定で見られるポイント

料金

プラチナの買取査定では、種類だけで金額が決まるわけではありません。

Pt900やPt850などの純度はもちろん確認しますが、ほかにもいくつかのポイントを見ています。

ここでは、査定時に確認する主なポイントを順番に紹介します。

 

純度

まず確認するのは、プラチナの純度です。

Pt999、Pt950、Pt900、Pt850では、プラチナの含有率が違います。基本的には純度が高いほど、同じ重さならプラチナの量が多くなります。

ただし、実際の買取価格は相場や重量によって変わります。

 

重量

買取査定では、重さも確認します。

同じPt900でも、1gの指輪と10gの指輪では金額が変わります。プラチナはグラム単価で計算されることが多いため、重量は査定額に関係します。

 

当日のプラチナ相場

プラチナの価格は日々変動します。

そのため、同じ指輪でも、売るタイミングによって査定額が変わることがあります。金相場と同じように、プラチナ相場も確認しておくとよいでしょう。

 

宝石の有無

ダイヤモンドや色石が付いている場合は、地金だけでなく宝石も査定対象になることがあります。

ただし、すべての石に高い評価が付くわけではありません。石の種類、品質、カラット、状態によって変わります。

 

ブランド価値

カルティエ、ティファニー、ブルガリなどのブランドジュエリーは、地金の価値に加えてブランド価値が評価される場合があります。

ノーブランドのプラチナ製品でも買取はできますが、ブランド品は付属品や状態によって査定が変わることがあります。

 

状態や付属品

傷、変形、切れたネックレス、片方だけのピアスでも査定できる場合があります。

ただし、ブランドジュエリーの場合は、箱や保証書などの付属品があると査定時にプラスになることもあります。

プラチナの見分け方を詳しく知りたい方は、質乃蔵のプラチナの見分け方5選!本物と偽物を業者目線で徹底解説も参考にしてください。

 

プラチナの種類でよくある質問

ここでは、プラチナの種類や刻印についてよくある質問をまとめました。

 

Pt900とPt850はどちらが高い?

同じ重さであれば、プラチナの含有率が高いPt900のほうが、Pt850より評価が高くなる傾向があります。

ただし、実際の買取金額は重さ、相場、状態、ブランド、宝石の有無によって変わります。

Pt900だから必ず高額、Pt850だから安いと決めつけず、総合的に見ていきましょう。

 

Pt950とPt900はどちらが指輪に向いている?

どちらも指輪に使われることが多いプラチナです。

純度の高さを重視するならPt950、強度や加工のしやすさとのバランスを重視するならPt900が選ばれることがあります。

結婚指輪や婚約指輪では、ブランドやデザインによって採用される純度が異なります。購入するときは、純度だけでなく着け心地やデザインも確認しましょう。

 

Pmだけの刻印でも買取できる?

Pmだけの刻印でも、買取できる可能性はあります。

ただし、Pmだけでは正確な純度が分からない場合があります。そのため、査定では専用機器や比重などで確認することがあります。

古い指輪やネックレスでPm刻印がある場合は、そのままお持ちください。

 

刻印がないプラチナも査定できる?

刻印がないプラチナでも、査定できる場合があります。

刻印がないからといって、すぐに価値がないとは限りません。古い製品や海外製品では、刻印が見つけにくいこともあります。

見た目だけで判断せず、専門店で確認するのがおすすめです。

 

PtFはプラチナとして売れる?

PtFは、通常のPt900やPt850とは扱いが異なる可能性があります。

表面にプラチナを張ったりコーティングしたりした製品の場合、地金の中身がプラチナではないこともあります。

そのため、PtFの刻印がある場合は、通常のプラチナ買取と同じように考えず、査定で確認しましょう。

 

まとめ

プラチナの種類は、刻印と純度で見分けることができます。

よく見かけるのは、Pt999、Pt950、Pt900、Pt850です。指輪にはPt900、ネックレスやチェーンにはPt850が使われることが多いでしょう。

一方で、Pm、PtF、刻印なしのプラチナは、見た目だけで判断するのが難しい場合があります。自己判断で価値がないと決めつけず、専門店で確認してみましょう。

熊本の質屋「質乃蔵」では、金やプラチナなどの貴金属を査定しています。不要な指輪、ネックレス、ピアス、イヤリングなどがありましたら、査定は無料ですのでお気軽にご相談ください。

プラチナの種類や価値が気になる方は、まずは刻印を確認してみましょう。分からない場合は、そのままお持ちいただければ確認できます。

また、金やプラチナの変色が気になる方は、金とプラチナは酸化しないの?指輪ネックレスが変色したときの対処法も参考にしてください。

売却を検討されている方は、買取のご利用もご覧ください。

 

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