パラジウムの価格高騰はなぜ?4つの理由や用途・今後値段が下落するかを解説

2022年10月15日

パラジウムの価格高騰はなぜ?

熊本の質屋 質乃蔵(しちのくら)の児玉です。

皆さんは今、パラジウムの価格が高騰していることをご存知でしょうか?

金やプラチナなどの貴金属は時期を見計らって売却することで購入した時よりも高く売ることができますが、なぜこのタイミングでパラジウムが高騰しているのか気になる人も多いかもしれません。

パラジウムが高騰している理由や使用用途、今後値段が下落する可能性があるのかが分かれば、パラジウムを手に入れるかどうかの判断材料になるのではないでしょうか。

それでは、パラジウムが高騰している理由や使用用途、今後値段が下落する可能性があるのかについてご説明しましょう。

 

パラジウムの価格高騰はなぜ?4つの理由とは?

グラフ右肩上がり

パラジウムの価格が高騰している4つの理由は、以下の通りです。

 

  • フォルクスワーゲンのディーゼル車!排ガス不正によるプラチナ価格下落
  • もともと希少性が高いレアメタル
  • 米国とロシア間の政治的要因
  • ロシアとウクライナ問題

 

それでは、パラジウムの価格が高騰している理由についてご説明しましょう。

 

⓵フォルクスワーゲンのディーゼル車!排ガス不正によるプラチナ価格下落

ディーゼル車として有名なフォルクスワーゲンですが、2015年9月にドイツのフォルクスワーゲンが排ガス不正処理事件を起こしていたのをご存知でしょうか?

この不正事件によって他のディーゼル車も同じことをしていたことが発覚したため、ディーゼル車の市場は低迷を極めました。この事件があったことでディーゼル車に需要があったプラチナの価格が下落したのです。

代わりにパラジウムを使った車の需要が高まっているのが、高騰している理由の一つです。

ちなみに車のマフラーにパラジウムやプラチナが使われています。

 

②もともと希少性が高いレアメタル

パラジウムは、元々希少性が高いレアメタルなので、市場における価値も非常に高いです。

供給場所も世界で2ヶ国しかないので、なおさら価値が高くても不思議ではありません。

 

③米国とロシア間の政治的要因

次に、アメリカとロシア間の政治的要因が挙げられます。

ロシアはパラジウムの最大産出国なので、アメリカによるロシアへの政治的制裁によってパラジウムが輸出されなくなる可能性があるでしょう。

 

④ロシアとウクライナ問題

現在、ロシアとウクライナは戦争していることから、緊張状態がずっと続いている状態です。

今後も戦争が続くと、ますますパラジウムが輸出されなくなる可能性がありますし、最悪の場合、パラジウムの禁輸が行われるかもしれません。

 

パラジウムの高騰はいつまで?今後値段が下落するのか?

疑問女性

パラジウムの高騰がこれ以上続くと困る人もいるかもしれませんが、実際に高騰はいつまで続くのでしょうか?

それでは、今後パラジウムの値段は下落する可能性があるのか予想してみましょう。

 

供給量が少ないので下落しないと予想

まず、元々供給量が少なかったのが、現在の世界情勢でさらに少なくなっているので、値段は下落しないと予想される説があるでしょう。

供給量が増えない限り値段が下落するということはありませんが、今後の動向次第では下落する可能性があるかもしれません。

 

鉱山でパラジウム増産ができた場合は下落

もしも鉱山でパラジウムが大量に増産できた場合は、2ヶ国の供給国に頼る必要性がなくなるため、値段が下落する可能性は十分にあるでしょう。

今後、鉱山でパラジウムが増産できた場合、手持ちのパラジウムの価値が下がるので、その前に売却するという選択肢も必要になるのではないでしょうか。

 

そもそもパラジウムの用途とは?何に使われているの?

パラジウムの用途は、以下の通りです。

 

  • 自動車
  • ジュエリー
  • 銀歯

 

それでは、パラジウムの用途についてご説明しましょう。

 

自動車

上記でご説明したように、自動車にもパラジウムが使われています。

自動車の排気ガスに含まれている有害な化学物質の浄化を助けてくれる性能を持っているため、非常に重要な素材だと言えるでしょう。

 

ジュエリー

ジュエリーにもパラジウムが使われています。

パラジウムは基本的に割り金に使われており、金や銀、プラチナと混ぜて加工することによって、元々心許なかった強度と色味が出せるのが特徴です。

ちなみにプラチナの指輪やネックレスなどにもパラジウムが含まれています。

例えば、P900やPT850といった指輪やネックレスは、パラジウムが入っているので、買取価格も高騰しています。

PT1000には、パラジウムが入っていないので、価格は安いです。

 

銀歯

銀歯にはパラジウムが20%が使われています。

パラジウムと金12%の金銀パラジウム合金が使われているため、パラジウムの供給量が減ると歯科業界も困るかもしれません。

 

まとめ

パラジウムは世界情勢の緊張などを初めとする様々な原因によって価格が高騰しています。

パラジウムはただでさえ供給量が少ないのに、さらに少なくなっているので今後も下落する可能背は低いでしょう。ただ、鉱山でパラジウムが採れるようになれば増産が約束されるも同然なので、価格が下落する可能性があります。

今後のパラジウムの動向をチェックして、買い時と売り時のタイミングを図りましょう。

 

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