エタニティリングの意味とは?結婚指輪や婚約指輪で普段使いできるのか解説

投稿日:2023年2月14日 更新日:2023年02月14日

エタニティリングの意味とは?

熊本の質屋 質乃蔵(しちのくら)の児玉です。

皆さんはエタニティリングに込められた意味を知っていますか?

エタニティリングは主に婚約指輪に当てはまるものであり、永遠の愛を誓うということから重要視する人も多いでしょう。とはいえ、結婚指輪もエタニティリングにできるので、どちらを選んでも構いません。しかし、普段使いしたいのであれば、様々な注意点があることを知る必要性があります。

それでは、エタニティリングの意味や、普段使いする時の注意点などについてご説明しましょう。

 

エタニティリングの意味とは?

疑問

エタニティリングとは、永遠の愛を誓うという意味が込められています。

結婚指輪でも婚約指輪でも関係なく、リングの全周に同じサイズ・カットのダイヤモンド留められているのが一般的です。このことから、エタニティリングは永遠の愛の象徴として婚約指輪に選ばれることが多くなりました。

婚約指輪をプレゼントする、もしくはプレゼントされるならエタニティリングが良いという人もいるでしょう。

 

エタニティリングの種類

エタニティリングにはフルエタニティとハーフエタニティの2種類があります。

フルエタニティとハーフエタニティの違いは、留められているダイヤモンドの量です。ダイヤモンドが多いか少ないかで変わるため、どんなデザインなのか確認してから選ぶことが大切です。

それでは、エタニティリングの種類についてご説明しましょう。

 

フルエタニティ

フルエタニティ

フルエタニティとは、リングの全周にダイヤモンドが隙間なく留められた指輪のことです。

全周の全面にダイヤモンドが留められているため、見た目が非常に煌びやかで豪華に見えるのが大きなポイントです。

ファッションとしても非常におしゃれですし、何より日常的に使っていけるので様々なコーディネートを楽しむことができるでしょう。

 

ハーフエタニティ

ハーフエタニティ

ハーフエタニティとは、リングの半周にダイヤモンドが留められた指輪のことです。

フルエタニティと比べると落ち着いたデザインではありますが、半周にしかダイヤモンドが留められていないのでシンプルなコーディネートにしたい人におすすめです。

一部分だけ輝かせることによってワンポイントのおしゃれができますし、何よりサイズ直しも手軽にできるので長年使っていくこともできるでしょう。

 

エタニティリング!ダイヤの留め方(セッティング)

エタニティリングにおけるダイヤの留め方は、以下の通りです。

  • 共有爪留め
  • 4爪留め
  • 彫り留め
  • レール留め
  • 覆輪留め

 

それでは、エタニティリングにおけるダイヤの留め方についてご説明しましょう。

 

共有爪留め

共有爪留めとは、一つの爪だけでダイヤモンドを留める方法の一つです。

基本的にあらかじめ地金で爪の形状を作ってダイヤモンドを留めるのが爪留めという方法です。その爪留めの一つである共有爪留めは一つの爪でしか留めないため、地金部分を目立たせることがありません。その分ダイヤモンドを引き立たせることができるのがポイントです。

ただし、地金が目立たず、一つの爪でしかダイヤモンドが留まっていないので強度が比較的弱いことに注意しましょう。

 

4爪留め

4爪留めとは、その名の通り4つの爪でダイヤモンドを留める方法です。

共有爪留めと比べると4つの爪でしっかりとダイヤモンドを留めることができるため、強度が高く、安定感があるのが大きなポイントです。その分地金が目立ってしまうので気になる人も多いかもしれませんが、地金の煌びやかな見た目も楽しめます。

 

彫り留め

彫り留めとは全てのダイヤモンドの留め方の中で最も高度な技術を要する方法であり、ダイヤモンドの周りに来る部分の地金を彫り起こし、一つずつダイヤモンドを留めていきます。

普段使いをしていると何かの拍子にダイヤモンドが取れてしまうことがありますが、彫り留めならダイヤモンドが一つずつ二つの爪で留められているため、外れにくいのが特徴です。

 

レール留め

レール留めとは、指輪の両サイドからレールのようにダイヤモンドを挟み込んでしっかり留める方法です。

上記の方法のように爪でダイヤモンドを留めるわけではないので、見た目がスッキリとしているのが特徴です。その分何かに引っかけることもないため、普段使いに適しています。

 

覆輪留め

覆輪留めとは、リングに留めたダイヤモンドを囲むように地金で固定する方法です。

上記の留め方に比べて特徴的なデザインをしており、引っかかりが少ないので普段使いに適しています。強度にも優れていることから、安心して使っていけるでしょう。

 

結婚指輪や婚約指輪をエタニティリングにしたとき!普段使いするときの注意点

結婚指輪や婚約指輪をエタニティリングにして普段使いする時の注意点は、以下の通りです。

  • 仕事のときは指輪を外す
  • ぶつけないように注意
  • 重ね着けするときは注意
  • 使ったら布で拭く
  • 定期的にメンテナンスする

 

それでは、結婚指輪や婚約指輪をエタニティリングにして普段使いする時の注意点についてご説明しましょう。

 

仕事のときは指輪を外す

結婚指輪や婚約指輪をエタニティリングにして普段使いする場合、仕事の時は指輪を外すようにしましょう。

事務作業などの時は大丈夫かもしれませんが、力仕事などをする時は指輪にも影響が出てしまうのでリングが歪んだり、石が外れやすくなったりしてしまいます。また、化粧をする時も外した方が良いでしょう。

仕事中の休憩時間などでメイク直しをする際、化粧品に含まれている油分や化学成分などが石や地金に付着すると汚れやすくなってしまいます。

大事なエタニティリングを大切に扱うためにも、仕事中や指輪を外しておきましょう。

 

ぶつけないように注意

普段使いする上で最も注意したいのは、エタニティリングをぶつけないようにすることです。

強度が弱い指輪はもちろん、いくら強度が高い指輪であってもどこかにぶつければキズがついてしまいます。また、強い衝撃を与えてしまうと、その衝撃で指輪が変形したり石が取れてしまったりしてしまう可能性があるので、日常的に指輪をぶつけないように意識することが重要です。

ぶつけた分だけ指輪に影響が出てしまうため、大事な指輪を守るためにも常にぶつけないように意識する必要性があります。

 

重ね着けするときは注意

エタニティリングを重ね付けするのであれば、指輪同士のバランスが最重要です。

そもそもエタニティリングは地金でダイヤモンドを留めるようになっているため、全体的に少し盛り上がったようなデザインをしています。このことから、重ね付けをする場合だとバランスを整えないと凸凹とした見た目になってしまうのでバランスが悪くなってしまいます。

重ね付けをする予定があるなら、きちんと高さを合わせたエタニティリングを選びましょう。

 

使ったら布で拭く

一日中指輪をつけていると、少なからず自然な汚れやくすみなどが付着しているので、一日の終わりに布で優しく拭き取りましょう。

自然な汚れやくすみは目につきにくいかもしれませんが、汚れが蓄積されていると目に見えて汚れてしまい、せっかくの煌びやかな指輪が汚く見えてしまいます。したがって、いつまでも綺麗なエタニティリングを使い続けるためにも、使った柔らかい布で優しく拭き取りましょう。

 

定期的にメンテナンスする

大切なエタニティリングを長く使い続けるためには、定期的なメンテナンスが重要です。

毎日柔らかい布で綺麗に拭き取っていたとしても取れない汚れが溜まっていきますし、うっかりぶつけたり擦ったりして細かい傷がついたりしていることもあるでしょう。

特にダイヤモンドの留め方によっては隙間に取れない汚れが溜まってしまい、見た目が悪くなりやすいです。できる限り美しいエタニティリングの輝きを維持するためにも、定期的にメンテナンスする必要性があるでしょう。

 

エタニティリングを婚約指輪にする場合の注意点

エタニティリングを婚約指輪にする場合の注意点は、以下の通りです。

  • フルエタニティはサイズ直しができない場合がある
  • ハーフエタニティは上下反転しやすい
  • 値段が高くなる
  • 婚約指輪ということに気づかれにくい

 

それでは、エタニティリングを婚約指輪にする場合の注意点についてご説明しましょう。

 

フルエタニティはサイズ直しができない場合がある

フルエタニティを婚約指輪にする際に気を付けておきたいのが、全周にダイヤモンドを留めているデザインなのでサイズ直しができない場合があります。

長く使い続ける場合、10年20年と長い年月の中で指のサイズが変わることも少なくないでしょう。そんな時にサイズ直しができないようでは、しまい込むことになりかねません。中にはフルエタニティであってもサイズ直しに対応してくれる場合があるものの、一度ダイヤモンドを外す必要性があるので費用が高くなりやすいです。

もしもサイズ直しを検討しているなら、費用が高めになりやすいことに注意しましょう。

 

ハーフエタニティは上下反転しやすい

ハーフエタニティを婚約指輪にする場合、指のサイズ変化などの要因で指輪が回転してしまい、上下反転してしまう可能性があります。

ぴったりのサイズであれば問題ありませんが、指のサイズが変わってくると指輪が回転しやすくなるため、ダイヤモンドの部分が手のひら側に来てしまうことがあります。そうなるとせっかくの綺麗でおしゃれなデザイン性が半減してしまうため、指輪のサイズが合わなくなってきたらサイズ直しをしてもらう必要性があるでしょう。

 

値段が高くなる

フルエタニティもハーフエタニティも、ダイヤモンドをあしらうので値段が高くなりやすいです。

ハーフエタニティは半周ですが、フルエタニティともなれば全周にダイヤモンドをあしらう以上、ハーフエタニティよりもかなりの費用がかかるでしょう。婚約指輪をフルエタニティやハーフエタニティにする場合は、結婚指輪をシンプルなデザインにするなど、予算内に収まる工夫をする必要性があるでしょう。

 

婚約指輪ということに気づかれにくい

エタニティリングはダイヤモンドをあしらっている関係上、婚約指輪だと気づかれにくいので注意しましょう。

普段使いとして婚約指輪を使っていきたいなら、婚約指輪だと印象付けやすくする工夫が必要になるでしょう。センターストーンをあしらったデザインにするなど、指輪を購入する時に相談するのがおすすめです。

 

まとめ

婚約指輪や結婚指輪をエタニティリングとして使うことによって、一層特別感のある指輪になるでしょう。

そんな特別感のあるエタニティリングを普段使いしたいなら、仕事中はつけないようにしたり、ぶつけないように意識したり、定期的なメンテナンスを欠かさないようにしたりする必要性があるでしょう。ただ、ハーフエタニティはもちろんフルエタニティは値段が高くなりやすいため、予算と相談して購入するか決めることが大切です。

 

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