熊本の質屋「質乃蔵」が平凡社 別冊太陽「新日本遺産」に掲載

投稿日:2017年12月28日 更新日:2021年03月29日

皆さん、こんにちは。熊本の質屋 質乃蔵 児玉です。

当店、質乃蔵の暖簾が平凡社様の別冊太陽「新日本遺産」に掲載して頂きました。

平凡社(へいぼんしゃ)といえば、学術や教養のある出版物が多く、特に百科事典が有名です。 会社設立も1914年と老舗です。 そのような本に載せて頂いて、本当にありがとうございます。

平凡社の別冊太陽「新日本遺産」に質乃蔵の暖簾を掲載

質乃蔵が平凡社 別冊太陽「新日本遺産」に掲載

別冊太陽で「日本のこころ」をテーマとして、20名の日本を代表する文化人の方が 次世代に残したい日本の文化を写真とともに紹介する内容となっています。

平松洋子氏が次世代に残したい文化として「質屋の暖簾(のれん)」を挙げており、今回、熊本の質屋 質乃蔵の暖簾を提供させて頂きました。

平松洋子氏の次世代に残したい暖簾の多機能は凄い

質乃蔵が平凡社 別冊太陽「新日本遺産」に掲載

平松洋子氏は暖簾の多機能性は凄いと書かれています。 暖簾は屋号を提示すること、日除け、入り口の案内、商売としての告知など、様々な情報を伝えることができます。

質屋というと、どうしても人に見られたくないという方も少なからずいます。そのようなデメリットを暖簾(のれん)があることで、うまく隠れ安心感が向上するというものです。 全国各地にある質屋でも大きな暖簾を使っているところは、どんどん減っています。

今回、別冊太陽「新日本遺産」40周年記念に載せて頂いて、暖簾(のれん)の重要性というものを再認識することができました。 質屋の暖簾を少しでも多くの方に知って頂けたら嬉しいです。

質屋とは?どんなお店なの?

たまたま、熊本の質屋 質の蔵ブログを読んでいた方で、「質屋」って何? こんな疑問を持っていたら、と思い簡単に説明させてください。 質屋って実は、凄く昔からある職業です。その起源は鎌倉時代ともいわれています。

1960年代までは、庶民の方にとって銀行の役割でした。 着物や刀などを担保に預け、その代わりにお金を融資するという仕組みです。 時代は変わり現在では、宝石、貴金属、ブランド品、大工道具、ゲーム機、携帯電話、などをメインに扱うようになっています。

ただ、質屋としての仕組みは、昔と変わらないままです。宝石などを預かる代わりに、お金を融資する仕組みです。 意外と知られていませんが、家で着物を保管できないということで、24時間冷暖房完備の質屋に倉庫代わりで預かる方も増えています。

質屋は質預かり以外にも買取もできる?

質屋というと、商品を担保に預かる質預かりだけなの?と疑問に思う人も多いかと思いますが、 質預かりだけではなく、買取もできます。 もう使わなくなった商品で売りたいな~と思った場合は、買取を選択することができます。

大切な商品で、これからもずっと使っていきたいなと思った場合は、質預かりを選択することができます。 買取専門店だと、買取だけしかできませんが、質屋だと質預かりか買取の2パターン選択することができます。

まだ、質屋に行ったことがない人の方が大半だと思いますが、 何か売りたいな~預けたいな~と思われたら、是非、質屋を利用してみてください。

熊本の質屋 質乃蔵 代表のプロフィール

【平凡社:別冊太陽45周年記念:新日本遺産】Amazon(アマゾン)でも購入できるようです。