金1オンスは何グラム?トロイオンス・金貨の重さを質屋が解説

投稿日:2025年5月1日 更新日:2026年06月23日

金1オンスは何グラム

 

熊本市東区の質屋 質乃蔵(しちのくら)の児玉です。

金貨やインゴットの説明で「1オンス」「1/10オンス」という表記を見て、「結局、何グラムなの?」と思った方も多いでしょう。金相場を調べると海外ではオンス表記、日本ではグラム表記で出てくることもあり、慣れていないと少し分かりにくいところです。

金1オンスは、約31.1035グラムです。ただし、ここでいうオンスは、日常生活で使われる一般的なオンスではなく、金や銀などの貴金属で使われる「トロイオンス」を指します。

この記事では、金1オンスのグラム換算、トロイオンスと常用オンスの違い、金貨のサイズ別の重さ、金価格の考え方まで質屋目線で解説します。手元の金貨や貴金属を売る前に確認しておきたいポイントも紹介しますので、参考にしてください。

 

金1オンスは何グラム?

ウィーン金貨

金1オンスは、約31.1035グラムです。より正確には31.1034768gで、金や銀、プラチナなどの貴金属で使う単位は「トロイオンス」です。

ここを最初に押さえておくと、金貨の重さや海外の金相場が見やすくなります。1オンスと書かれていても、金の世界では基本的にトロイオンスのことだと考えると分かりやすいでしょう。

 

金1オンス(トロイオンス)は約31.1035g

金1オンスは、約31.1035gです。金貨や地金の世界では、この重さをもとに1オンス、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスなどのサイズに分かれています。

たとえば、1オンス金貨であれば約31.1g、1/10オンス金貨であれば約3.1gが目安です。数字だけ見ると小さく感じるかもしれませんが、金は比重が高いため、手に持つと見た目以上にずっしりとした重さがあります。

 

31.1gで考えてもよいが査定では正確に量る

普段の確認では、金1オンスを「約31.1g」と覚えておいて大丈夫です。おおまかな換算や相場のイメージをつかむには、31.1gで十分、分かりやすくなります。

ただし、実際の査定では小数点以下の重さも大切です。質乃蔵では、金やプラチナなどの貴金属は0.1gまで確認し、当日の相場をもとに査定額を計算しています。

家庭用のキッチンスケールでも重さの目安は分かりますが、買取価格を正確に知るには限界があります。とくに小さな金貨や指輪、ネックレスなどは、わずかな重量差でも査定額に影響することがあるためです。

 

普段使うオンスとは重さが違う

少しややこしいのが、「オンス」には種類があることです。金で使うオンスはトロイオンスですが、日用品や食品、釣具などで見かけるオンスは「常用オンス」を指すことがあります。

常用オンスは約28.3495gです。金1オンスの約31.1035gとは重さが違うので、金貨や金相場を調べるときに混同しないようにしましょう。

 

トロイオンスと常用オンスの違い

提案

オンスという言葉が分かりにくい理由は、同じ「1オンス」でも使う分野によって重さが変わる点にあります。金や銀などの貴金属ではトロイオンス、一般的な重さでは常用オンスという使い分けです。

違いを表にすると、次のようになります。

 

比較項目 トロイオンス 常用オンス
主な用途 金・銀・プラチナなどの貴金属 食品・日用品・釣具など
1オンスの重さ 約31.1035g 約28.3495g
金取引で使うか 使う 基本的には使わない
注意点 金貨や地金のオンス表記はこちら 金の計算に使うとズレる

 

トロイオンスと常用オンスの差は、約2.754gあります。1個だけなら小さな差に見えるかもしれませんが、金のように1gあたりの価値が高い品物では、この差を軽く見ない方がよいでしょう。

金貨や海外の金価格を調べるときは、「このオンスはトロイオンスなのか」を確認することが大切です。金1オンスと書かれている場合は、基本的に約31.1035gのトロイオンスを指します。

 

金貨のオンスとグラム換算表

金貨は、1オンスだけでなく、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスなどのサイズで流通しています。メイプルリーフ金貨、ウィーン金貨、カンガルー金貨などでも見かける表記です。

おおまかな重さを知りたい場合は、次の表を参考にしてください。

 

金貨の表記 グラム換算 目安
1オンス 約31.1035g 1オンス金貨の基準
1/2オンス 約15.5517g 1オンスの半分
1/4オンス 約7.7759g 小型金貨で見かけるサイズ
1/10オンス 約3.1103g 記念品や小型金貨で多い
1/20オンス 約1.5552g かなり小さな金貨
1/25オンス 約1.2441g 一部の小型金貨で見かける

ここで注意したいのは、金貨の「オンス表記」が必ずしも総重量だけを意味するとは限らない点です。たとえば、22金の金貨では、純金1オンスを含ませるために、銅などほかの金属を加えて総重量が31.1gより重くなることがあります。

つまり、金貨を見るときは「何オンスか」だけでなく、「純度は何か」「総重量はいくらか」も確認した方が安心です。査定では、表記、刻印、純度、実際の重量を合わせて見ていきます。

 

金1オンスの価格はどう計算する?

疑問

金の国際価格は、1トロイオンスあたりのドル建てで表示されることが多いです。一方、日本で貴金属を売るときは、1gあたりの価格で案内されるのが一般的です。

そのため、海外の金価格を日本円の1g単価に近づけて考えるには、トロイオンスをグラムに直して見ると分かりやすくなります。

 

1gあたりの価格に直す計算式

金1オンスの価格を1gあたりに直す場合は、次のように考えます。

1gあたりの金価格 = 1オンスあたりの金価格 ÷ 31.1035

海外のドル建て価格を円で見る場合は、為替レートも関係します。

円での1gあたりの目安 = ドル建ての金価格 × 為替レート ÷ 31.1035

ただし、これはあくまで相場を理解するための計算です。実際の買取価格は、国内の地金相場、品物の純度、重量、状態、業者ごとの買取基準などによって変わってきます。

質乃蔵では、金・プラチナなどの貴金属の1gあたりの買取価格を公開しています。最新の価格を確認したい方は、金・プラチナ買取相場をご覧ください。

 

実際の査定額は純度と重さで変わる

金1オンスといっても、すべての品物が同じ査定額になるわけではありません。K24、K22、K18など純度が違えば、含まれている金の量も異なります。

たとえば、純金に近いK24の1オンス金貨と、22金の1オンス金貨では、見るポイントが少し変わります。22金の金貨は耐久性を高めるために銅などを含むことがあり、総重量と純金量を分けて考える必要が出てきます。

金の純度について詳しく知りたい方は、18金と24金の違いも参考にしてください。

 

金1オンス金貨を売る前に確認したいポイント

金貨や金製品を売る前に、重さだけを見て判断するのは少し危険です。金は重さが大切ですが、査定では純度、状態、種類、付属品の有無なども見ることになります。

ここでは、売却前に見ておきたいポイントを紹介していきましょう。

 

刻印・純度を確認する

金貨や金製品には、K24、999.9、999、K22、K18などの刻印が入っていることがあります。K24や999.9は純度の高い金、K18は金の含有率75%を示す表記です。

ただし、刻印があるからといって、それだけで査定額が確定するわけではありません。古い品物では刻印が薄くなっていることもありますし、海外製品では表記が分かりにくい場合もあります。

査定では、刻印を手がかりにしながら、品物全体の状態や重さを見ていきます。見た目だけで判断できない品物もあるため、迷う場合は査定に出して確認した方が安心です。

 

重さだけで査定額は決まらない

金貨の場合、重さはとても重要です。しかし、実際の査定額は重さだけでは決まりません。

同じ1オンスでも、純度、発行国、金貨の種類、傷や汚れ、変形、ケースや保証書の有無などで評価が変わることがあります。地金としての価値を中心に見る品物もあれば、金貨としての需要が評価に関わる品物もあります。

また、記念メダルや記念品の中には、見た目が金色でも金メッキのものが出てきます。K24GPや24KGPのように「GP」が付く場合は、金メッキを示すことがあるため注意しましょう。金メッキについては、金メッキは買取できるかを解説した記事でもまとめています。

 

ケースや付属品があれば一緒に持っていく

金貨を売る場合、ケース、保証書、鑑定書、購入時の箱などがあれば一緒に持っていくことをおすすめします。地金としての評価が中心になる場合でも、品物の確認がしやすくなります。

とくに記念金貨や限定品、コレクション性のある品物では、付属品があることで印象が変わることもあります。なくても査定できる場合は多いですが、手元に残っているなら一緒に持参した方がよいでしょう。

 

家庭用のはかりだけで判断しない

家庭用のはかりで重さを量ると、おおまかな目安は分かります。ただし、買取価格を正確に知るには、純度や品物の状態確認も必要です。

中空のアクセサリー、メッキ品、別素材との組み合わせ、石付きジュエリーなどは、見た目と重さだけでは判断しにくいものです。比重を使った見分け方に興味がある方は、金の密度・比重で本物か見分ける方法も参考になるでしょう。

 

質乃蔵で金貨や貴金属を査定するときの考え方

ひらめき

質乃蔵では、金やプラチナなどの貴金属を査定するとき、まず刻印や純度を確認。そのうえで重さを量り、当日の金相場をもとに査定額を計算します。

貴金属は毎日相場が変動します。為替、金利、世界情勢などの影響を受けるため、同じ品物でも持ち込む日によって金額が変わることは珍しくありません。

質乃蔵では、査定金額だけをお伝えするのではなく、「なぜこの金額になるのか」まで、できるだけ分かりやすくご説明しています。金額の理由が分かると、売るかどうかも落ち着いて判断しやすくなるからです。

売るか迷われている場合は、無理に売却をすすめませんのでご安心ください。「本日の金額はこの金額です。ただ、金相場は毎日変わるので、明日以降は上がる可能性も下がる可能性もあります。その点も踏まえて考えてください」というスタンスでお伝えしています。

大切な金貨や貴金属ほど、金額だけでなく説明の分かりやすさも大事だと思っています。査定だけでも大丈夫ですので、気になる品物があれば無理のないタイミングでご相談ください。

 

金1オンスについてよくある質問

Q&A

金1オンスについて、よくある質問をご紹介しますね。

 

金1オンスは何グラムですか?

金1オンスは約31.1035gです。より正確には31.1034768gで、金や銀などの貴金属ではトロイオンスという単位を使います。

 

31.1gで計算しても大丈夫ですか?

おおまかな確認であれば、31.1gで考えて大丈夫です。ただし、実際の査定では小数点以下の重さも関わるため、正確な買取価格を知りたい場合は査定で確認する必要があります。

 

トロイオンスと常用オンスは何が違いますか?

トロイオンスは金や銀などの貴金属で使われる単位で、1オンスは約31.1035gです。常用オンスは食品や日用品などで使われることがあり、1オンスは約28.3495gです。

同じオンスでも重さが違うため、金貨や金相場を見るときはトロイオンスで考えましょう。

 

金貨の買取価格は重さだけで決まりますか?

重さは大切ですが、それだけで決まるわけではありません。純度、金貨の種類、傷や汚れ、変形、付属品の有無、当日の金相場なども関わります。

同じ1オンス金貨でも、種類や状態によって評価が変わることがあります。

 

家庭用のはかりで量れば査定額は分かりますか?

家庭用のはかりで、おおまかな重さの目安は分かります。ただし、純度や状態、刻印の確認までは難しいため、査定額を正確に知るには専門店で確認した方が安心です。

とくに金メッキ品や記念メダル、石付きジュエリーなどは、見た目だけでは判断しにくいことがあります。

 

まとめ

金1オンスは、約31.1035グラムです。正確には31.1034768gで、金や銀などの貴金属で使う単位は「トロイオンス」です。

日常生活で使われる常用オンスは約28.3495gなので、金貨や金相場を見るときは混同しないようにしましょう。1オンス金貨、1/2オンス金貨、1/10オンス金貨などは、トロイオンスをもとに重さを考えると分かりやすくなります。

ただし、金貨の査定額は重さだけでは決まりません。純度、種類、状態、付属品、当日の金相場なども関係します。

質乃蔵では、金やプラチナなどの貴金属を0.1gまで確認し、当日の相場をもとに査定しています。金額の理由もできるだけ分かりやすくご説明しますので、金貨や貴金属の売却で迷っている方は、査定だけでもお気軽にご相談ください。