【買取価格】ブルガリとデュポンのコラボ ガス ライター ｜ 質乃蔵│熊本の質屋・高価買取・販売！

質乃蔵の児玉です。

最近は、円高傾向、株への投資不安かK18金の相場が上昇しています。何かしら戦争や世界経済が不安定な要素が増えると、安全な金（ゴールド）に投資がいく傾向です。金は、世界にどれぐらいあるのか？ご存知でしょうか？発掘されているだけで、オリンピック公式プールの2杯半ぐらいしかないのです。今後、どのように相場が変動するのかは～、全く予想がつきません～（笑）

さて、話は変わって、熊本市内のお客様よりブルガリととデュポンのコラボ　ガス ライターを査定いたしました。外見にキズ等のある中古Bランクでしたので、5万円で買取させて頂きました。

今回、ブルガリとデュポンの珍しいコラボ　ガスライターを査定したので、ちょっと豆知識を書きました。
興味ある方は、是非読んでください。

喫煙者には必須アイテムのライターは、簡易的な100円ライターなど使い捨てもありますが、愛煙家でタバコやタバコに関するアイテムにもこだわる大人の男性が憧れるのがデュポンのガスライターです。

製造元であるフランスのデュポン社の歴史は相当古く、ガスライター専門ではなく、万年筆などの文房具や、旅行用の鞄などの革製品を作っているブランドでもあります。

ガスライターは炎の大きさが調節できるため、他のオイルライターよりさらにスタイリッシュなスタイルで着火することができます。
大人の男性の魅力を引き出すアイテムとして映画などでもよく目にします。タバコに着火するシーンが、女性が男性に惹かれるしぐさの一つとして広く認知されるようになったのは映画が果たした役割も大きいです。

ライターはタバコに火を付ける道具なので、役割や目的は非常に実用的なものなのですが、高級感あふれる素材とデザインにこだわり、持つだけで誇れるような高級なアイテムに育て上げたのはデュポン社の大きな成果です。フランスらしいエレガントで重厚な色合いやデザインは芸術品の域に達しているといえます。

何といってもライターを開閉する時の独特の音の響きがこのライターと、ライターを持つ人の魅力をぐんと引き立ててくれます。
ライターを開け閉めした時に発生する、金属がキーンと響く音は繊細なようでしっかりと存在を主張します。高級感あふれるもので、大人の男性の余裕を醸し出すアイテムとして十分です。この音は、音が出るように意図して作られているものではありません。
製品によってどんな音が出るかは使用するまで分かりません。あまり響かない製品もあります。音色も様々で、一つ一つが違う音なので、そこも楽しみの一つです。

そんなデュポン社のガスライターですが、他のブランドとコラボした製品を限定発売することがあります。なかなか手にすることが出来ない非常にレアなアイテムで、コレクションしている人もいます。中古であっても非常に人気があり、ファンの多さをうかがい知ることができます。

日本では以前、人気アニメ作品のワンピースとコラボしたライターが販売され大きな話題になりました。ロックスター矢沢英吉さんとコラボしたデザインの製品もありました。アニメのキャラクターがライターを使っていたり、矢沢栄吉さんが使っていたりとそれぞれにデュポンのガスライターと縁があり、尊敬の気持ちを持ちながら使ってきたからこそ実現したコラボです。

さて、そんなコラボですが、非常に評判が高く、伝説のコラボとなっているのがブルガリとのコラボです。ブランドや様々なものとコラボした今までのデザインを見比べてみるとその魅力が良く分かります。色、デザイン全て全てにおいてブルガリとのコラボは最高傑作であると言えます。

漆を使ったボディに光沢のあるゴールドのラインが日本の伝統芸術である漆器のように美しいデザインを初めて見た時には感動しました。特にブラックとゴールドの組み合わせは非常に高級感触れるもので、パッと目を引く美しさです。

黒は黒でもこのブルガリとのコラボの黒の美しさは格別です。漆で表現した黒の色の深さや濃さが非常に優れており、、他の製品ではけっして目にかかることのできない美しい黒なのです。この濃い深い黒に華やかなゴールドの蝶の模様がとても良く映えます。
下から上に行くにつれて徐々に小さくなる蝶は、漆黒の闇のなかでさえも輝きを失わず存在を主張しながら、美しい羽根を広げて自由に飛び回る蝶のようで、まさに芸術です。

赤地にゴールドの蝶の色違いもあります。こちらの赤は漆らしい色を生かした朱色に近い赤です。伝統的で重厚な黒に対して、先進的で軽快なイメージの赤も高い評価を得ました。どっしりとした威厳のある大人の男性が持つのにふさわしい、高級感あふれる黒と、余裕があり洗練された大人の遊び心をくすぐるおしゃれな赤、同じデザインでも色でこれほど表情が変えられるのか、と驚かされます。
持つ人が目指すスタイル、なりたいイメージに近づけてくれるのがブランドの個性であり求められる役割ですが、ブルガリとデュポンのコラボはまさにそのブランド製品の使命を果たした製品だと言えます。

蝶のデザイン以外にもブルガリのロゴとブランド名が刻まれたデザインもあります。こちらもさすがブルガリ、とうなるような美しさです。全面でブランド名を主張しすぎず、しかし、存在感はしっかりと示しています。

本来のライターである役割を邪魔しないすっきりとした形をしながらも、ブランドの上品な美しさにあふれています。ブラン同士のコラボは下手をするとブランドの個性がぶつかり合って、どちらの良さも減らしてしまうことがあります。コラボの難しさがそこにあります。

どちらの良さもなくさない事が出来ているコラボ製品はそれだけで合格点なのですが、奇跡的にどちらの良さも引き出し合った素晴らしいコラボ製品が出来ることがあります。それがまさに今回のコラボで、その結晶がこのガスライターなのです。愛煙家でない人も、誰もがその美しさに脱帽すること請け合いです。

ということで、コラボライターの魅力が少しでも伝われば、ありがたいです♪
また、次回も宜しくお願いいたします。