象牙の特徴を分かりやすく解説!

投稿日:2014年7月18日 更新日:2020年06月24日

【象牙について】

アフリカ象、インド象の牙。印材、置物、彫刻材として古くから使われている。古来根付、置物、彫刻製品が珍重されてきた。象の生息数の減少から、その保護のために国際的に取引を禁ずる条約が施行されている。

ネックレスなどのアクセサリーもよく見かけます。

象牙 Ivoly

化学組成:(Ca3OH)2(PO4)6Ca4,65%歯牙質( 水酸基リン灰石)+35%有機質

色相:白色、帯黄白色 不透明 蝋光沢

硬度:2.5

屈折率:1.54

比重:1.70~1.90

多色性:ーーー

蛍光性:(長波)  青白色蛍光

    (短波)  同上

分光特性:分光吸収なし

カラーフィルターにて変化なし

拡大:特有の木目、エンジン.ターニング模様

産地:アフリカ象:中央アフリカ、カメルーン、ザイール、ガボン、ガーナ、シェラレオネ、スーダン、アンゴラ、モザンビーク

   インド象:ビルマ、タイ、インド、インドシナ半島

類似石:動物の牙や骨を使った模造品や樹脂やプラスチッックなどの模造品

    象牙椰子という植物質象牙もある。

鑑別:エンジン.ターニング模様の確認