オーロラ花珠という真珠はどんなもの?

投稿日:2014年7月18日 更新日:2020年06月24日

【オーロラ花珠という真珠はどんなもの?】

「オーロラ ピーコック」「オーロラ  花珠」の表示を見ましたのでその内容を知りたく、ネットで検索してみました。ちょっと難しい言葉で解説されていますが、興味ある方は参考にしてください。

オーロラ 花珠」とは当研究所発行の鑑別書において、アコヤ真珠(ホワイト系)の最高ランクと認められた真珠製品(凄くキレイな真珠の事です)に与えられる呼び名です。
昔は「花珠(はなだま)」という呼び名で親しまれ、当研究所でも長らくその呼び名を使ってきましたが、現在ではすべて「オーロラ花珠」でという名前で統一されています。ちなみに「オーロラ効果」とは当研究所所長の小松博(芸術工学博士)が2001年に発見した「真珠の下半球に現れる反射の干渉色(光彩色)」のことです。
この現象のことを「オーロラ効果」と呼んでいます。
真珠を拡散光源の上に置くことによって、写真のような「オーロラ効果」をみる事ができます。
「オーロラ効果」の現象の説明には、光学的な理論が不可欠です。

1.テリの判断基準として
真珠の「テリ」とよばれる輝きは、長年真珠を見続けた熟練のプロがその善し悪しを判断しています。
そのために、素人目にはその違いがとてもわかりにくいものです。
「オーロラ効果」は写真のように、テリの強い真珠では光彩色が濃く鮮やかに現れ、一方テリの弱い真珠では光彩色が薄く、はっきりとは現れません。
実際に出現したオーロラ効果を撮影し、その写真を鑑別書に載せることによって、テリの良い真珠であるということの証明としています。

(宝石の師匠:潤二師匠)