真珠の種類を徹底解説10選!パールの魅力

投稿日:2013年6月4日 更新日:2020年06月18日

真珠の種類

真珠は 母貝により次のように分けられます。

 

①真珠(アコヤ真珠)

アコヤ貝 和玉ともよばれ、御木本氏により完成された養殖技術で作られる一番ポピュラーに指環やネックレスとして目にしているものです。10mmや11mm以上のものはまれで 希少。

 

②黒真珠(クロチョウ真珠)
クロチョウ貝 別名 タヒチ真珠ともいわれ タヒチや 沖縄や石垣島等で養殖され 黒色で10mm以上の大粒玉で指環やネックレスに加工されている。

③南洋真珠(シロチョウ真珠)
シロチョウ貝 別名 南洋真珠といわれ、南方の海で養殖されるのでこの様に言われ 白く10mm以上の大粒玉が多く、指環やネックレスに加工されている。

④マベ真珠
マベ貝 半円真珠に加工されることが多い

 

⑤スリークォーター真珠
マベ貝又は白蝶貝 半円真珠に加工されることが多いが 注意すべきは スリークォ-ター(3/4)真珠を 南洋真珠と見まちがわないように。

⑥淡水真珠
淡水産貝 イケチョウ貝等 川や湖に生息する貝を母貝として養殖されるもの。ライス状のものが多かったが、最近は大粒で丸いものがネックレス等へ加工されたものが見受けられるのでよく注意して下さい。

 

⑦ケシ玉真珠
アコヤ貝やシロチョウ貝の養殖で作られる無核の小さな けしの実状のものを 多連のネックレスに加工したものがある。

 

⑧天然コンク真珠
ピンク貝 ピンク色の小粒な真珠で たまにみかけることがでてきた。

 

⑨天然真珠と養殖真珠
天然真珠は 自然に、たまたま砂粒などの異物が貝の体内にとりこまれ、そのまわりに真珠層が形成され偶然に発見されるものです。きわめてまれなものといえます。

一方養殖真珠は 日本人の手により研究開発された方法を使って、人為的に 母貝に 核を入れ海にもどして核のまわりに 真珠層を育成したものです。
従って天然真珠を見る機会は少ないと言える。

 

⑩模造真珠について
ガラスなどの丸玉等に、魚のうろこ等で作られると言うパールエッセンスを吹き付け塗布して作られるというイミテーションパールの表面は独特のものですからよく覚えておくべきだと思います。

真珠における 真珠層の確認方法は表面を拡大して見える地図の等高線のような模様や指紋状の真珠層の見え方も、同時に覚えてください。

これらは,高倍率ルーペを使えば解かるとおもいます。噛んだり 擦り合わせる方法を言われる方もあるが、拡大して見るのが確実です。

⑪真珠に行われる処理(トリートメント)について
放射線処理 アコヤ真珠にコバルト照射して黒色に変化させたもの。
銀塩処理 真珠の表面を 硝酸銀等で焼き黒く変化させたもの。

私の宝石の師匠:潤二師匠