買取メモ
【買取価格】天皇陛下御在位20年記念1万円金貨・K24金18g!Sランク
熊本の質屋 質乃蔵(しちのくら)の児玉です。
熊本市東区のお客様より天皇陛下御在位20年記念1万円金貨・平成21年・K24金20g・新品Sランク。
こちらの商品を420,000円で買取させていただきました。
【天皇陛下御在位10年記念1万円金貨の詳細情報】
発行年:平成21年(2009年)
金種:K24金(純金)
重さ:20g
アメリカや日本では、いまインフレ(物価の上昇)が深刻になっています。
では、質問です。――「現在の1万円」と「20年前の1万円」、どちらの方が価値があるでしょうか?
答えは明らかに、20年前の1万円です。
同じ1万円でも、買えるものの量がまったく違います。
コロナ禍以降、政府が景気対策として多くのお金を市場に流しました。
その結果、世の中にお金があふれ、お金そのものの価値が少しずつ下がっているのです。
こうした「インフレ時代」に注目されているのが、地球上に限りがある資産「金(ゴールド)」です。
世界中の投資家や個人が金を買い求めており、需要の高まりとともに金価格も急上昇しています。
天皇陛下御在位20年記念1万円金貨(平成21年)とは?
平成21年(2009年)は、今上陛下(当時の天皇陛下・明仁陛下)がご即位されてから20周年の節目の年でした。その慶賀を全国民で祝うため、政府が発行したのがこの「天皇陛下御在位10年記念貨幣」です。
当時、造幣局の公式発表によれば、純金製・発行枚数3万枚限定。抽選倍率はなんと10倍を超えたと言われています。現場でも「当たらなかった」というお客様の声を多く聞きました。抽選封筒を今も大切に保管されている方もいらっしゃいます。
ちなみに、金貨が発行されたのはこの1万円金貨のほか、500円バイカラー・クラッド貨幣も同時に発行されました。
ただ、金の相場が1gあたり2,800円前後(平成21年当時)と現在よりも安かったため、「金貨」としての資産価値がここまで注目されるようになったのは、近年の金相場高騰がきっかけです。
デザインに込められた「祈りと調和」
この金貨の表面には、天皇陛下と皇后陛下の御肖像が寄り添うように刻まれています。長年、多くの記念金貨を手にしてきた私ですが、この優しい佇まいには特別な温かさを感じます。
裏面には、**瑞鳥(ずいちょう)と瑞雲(ずいうん)が舞う図柄。瑞鳥は平和と繁栄を象徴し、瑞雲は吉兆を意味します。つまり、このデザインには「国の安寧と豊かな未来」への願いが込められているのです。
実際、造幣局の彫刻技師が製作会見でこう語っています。
「この10年、日本が穏やかであったことへの感謝を、線一本に込めた。」
こうした背景を知ると、単なる“金の価値”を超えた精神的価値を感じずにはいられません。
平成の輝きを、次の世代へ
天皇陛下御在位20年記念1万円金貨は、単なる貴金属ではありません。それは、平成という時代を象徴する小さな記憶のカプセル。あの日の穏やかさ、祈り、希望が20gの金の中に封じ込められています。
もし今、ご自宅の引き出しにこの金貨が眠っているなら、一度、光にかざしてみてください。「売る」か「残す」か――その判断は、価値を知ってからでも遅くはありません。
これまで何百枚もの金貨を査定してきた経験から断言します。正しい知識と保管、そしてタイミングの見極めができる人こそが、本当の意味で金貨を“持つ資格”を持っています。
平成の輝きを未来へ。
その一歩を、今この瞬間から始めてみてはいかがでしょうか。
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