宝石の処理は加熱によってキレイになる!魅力的な宝石の知識

2010年7月16日

熊本の質屋 質乃蔵の児玉です。

宝石を少しでも知って頂きたいと思い、本日は宝石 の処理についてお話しいたします。 石にキズがあるだけで、宝石の価値は下がります。

そのため、何とかしてキズを無くし高く販売したいという業者も多いのです。

結果、エンハンスメントおよびトリートメントと呼ばれる処理技術が発達しました。

誤解が無いように書きますが、この処理によって初めて商品になる宝石もあれば、価値が下がってしまう宝石もあります。

宝石のエンハンスメント処理

その石が持っている色、クラリティ、耐久性、輝きを高める処理のこと
おもに、加熱処理、放射線処理、浸含処理

加熱処理

名前の通り熱を加えることによって、石をより鮮やかにする処理のこと
この処理は、ルビー、サファイアで多く行われています。

放射線処理

放射線をあてる処理のこと
例えば、トパーズに放射線をあてるとブルートパーズになります。
また、インクルージョン(内包物)を目立たなくさせます。

浸含処理

クラック(ひび割れ)が入った石も多く産出するので、そのような石にオイル、樹脂を浸透させ目立たなくし強度も確保する処理のこと。特にエメラルドなどはこの処理です。

トリートメント処理

その石が本来持っている特性を高めるのではなく、本来持っていない別の性質、例えば色などを与える処理のことがトリートメント処理です。

トリートメント処理を受けた石はその時点で天然石とは認められなくなります。特にブルーダイヤモンドなど、ほとんどトリートメント処理です。天然のブルーダイヤモンドはめったに目にすることがありません。

レーザードリル処理

ダイヤの表面からインクルージョン(内包物)まで、レーザーで極小の穴を開け、酸などを流し込んだりして、目立たないようにしてしまう処理です。

見た目には綺麗になりますが、耐久性に影響を与える場合もあり、価値も下がってしまいます。

以上のような処理されているかされていないかも重要な査定基準になります。

特にダイヤモンド査定でレーザードリル処理をされている石は価格が下がってしまいます。