天然エメラルドの識別法;市場に出回っているエメラルドのほとんどがコロンビア産と考えられます。そこでコロンビア産の特徴的なインクルージョンを覚
えておくとよいでしょう。① 三相インクルージョンを見つける。特徴的な先端の尖った、(スパイキィー)とか(麦穂状)とか表現される、端部がギザギザな液体インクルージョンを見つけることです。この液体の中を注意深く捜すと丸い気泡を発見出来るでしょう。その周囲に四角い結晶を見つけると、液相,気相、固相、から成る三相インクルージョンを見つけたことになりますが、ただ、このスパイキィなギザギザな端部を持つインクルージョンは、コロンビア産の特徴であり、気泡や四角い結晶が見つからなくてもそれだけでも 合成エメラルドや他の緑の宝石には無い特徴ですので天然石の識別には重要です。② 金色のパイライトや雲母であるバイオタイト等の結晶インクルージョンを見つけること。③ *経験上ファッションリング等にマウントされた小粒のエメラルド中にトレモライトかアクチノーライトと思われるインクルージョンを見つけたことがあります。これらは稀なことであり、コロンビア産の特徴を見つけることの方がはるかに多かったです。④ 屈折率を測定すると別表のように産地によりかなり差があります。フラックス合成エメラルドとの複屈折量に注目すればわかり易いと考えます。⑤ 他に紫外線蛍光反応やカラーフィルター検査を併用すれば識別は容易でしょう。
(私の宝石の師匠 林 潤二 レポートより)
ルーペで注意して見ると 案外判り易いと思っています。それは,色とりどりの斑の現われかたがモザイク状であることです。そのモザイク状の一点を顕微鏡で拡大するとトカゲの皮の表面のような細かい区切りがみえてきます。 (続きを読む…)
天然ブラックダイヤモンド:最初は、あるジュエリーデザイナーが、黒の宝石としてブラックダイヤモンドを使ったそうです。そのダイヤは以前から”ダークインクルージョン”と言われていた内包物を多く内包することによって黒色の印象をあたえたものでした。 (続きを読む…)
私が修行中だった頃の写真です (笑)宝石の鑑別で 一番大事な道具はなんですか?とよく尋ねられ いつも答えに窮していました。その宝石がなんと言う鉱物かとの答えを出しやすいのは、 (続きを読む…)